ドイツ語の非現実の願望の意味と使い方
形:Wenn ich doch …!
意味:〜ならいいのに(かなわない願い)
Wenn … doch / nur + 接続法 II ! の形で、事実と違うことへの願い「〜ならいいのに」を表します。
意味:〜ならいいのに(かなわない願い)
Wenn … doch / nur + 接続法 II ! の形で、事実と違うことへの願い「〜ならいいのに」を表します。
形の作り方
| 条件 | 形 | 例 |
|---|---|---|
| wenn を使う | Wenn + … doch / nur + 定動詞! | Wenn er doch anrufen würde! |
| wenn を省く | 定動詞 + 主語 + doch / nur …! | Hätte ich nur mehr Geld! |
| 過去への願い | hätte / wäre + 過去分詞 | Wäre ich nur früher gegangen! |
例文
- Ach, wäre ich doch nicht so müde!ああ、こんなに眠くなければいいのに!
- Wenn ich nur wüsste, wo mein Schlüssel ist!鍵がどこにあるか分かればいいのに!
- Hätten wir doch den früheren Zug genommen!もっと早い電車に乗ればよかった!
使い方のポイント
- doch・nur・bloß を入れるのがふつうで、文末には ! を付けます。
- wenn を省くと、定動詞が文頭に来ます(Hätte ich doch …!)。
- 実現しそうな願いは hoffentlich で言います(Hoffentlich kommt er.)。
練習問題
問1(独検 2級の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
Ich habe solchen Hunger. ( ) ich doch nur etwas zu essen!
- Habe
- Hatte
- Hätte
- Wäre
答えと解説
正解:3. Hätte
wenn を省いたかなわない願いの文で、「食べ物があればいいのに」なので haben の接続法 II「Hätte」が文頭に来ます。Hatte は過去形です。
問2(ゲーテ B1の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
Ich verstehe kein Wort. Wenn ich nur besser Deutsch ( )!
- könnte
- kann
- konnte
- können
答えと解説
正解:1. könnte
Wenn … nur + 接続法 II ! で「〜ならいいのに」という願いを表すので「könnte」が入ります。konnte は過去形で、ウムラウトがありません。
この文法が出る級(目安)
※ 独検の級は、独検の公式の過去問題サンプルと、独検向けの市販の対策本・文法書が各級で扱う項目をもとに当サイトで決めたものです。資料が少ない項目は、CEFR のレベルから独検の公式の目安(各級と CEFR のおよその対応)で当てはめています。主催団体が定める出題範囲の一覧ではありません。
※ ゲーテ・ドイツ語検定試験のレベルは、A1・A2 はゲーテ・インスティトゥートの試験の手引きにある文法の一覧、B1 以上は CEFR のレベルごとの市販の文法書・教科書が扱う項目をもとに当サイトで当てはめたものです。C2 だけに出る文法は資料がほとんど無いため、C2 向けの文法は C1 の一覧に含めています。主催団体が定める出題範囲の一覧ではありません。
あわせて覚えたい文法
- 非現実の条件 もし〜なら…なのに(事実と違う仮定)
- 「doch」(心態詞) 〜でしょう・〜してよ(念押し・促し)
- 「bloß・nur」(心態詞) いったい〜(困惑)、絶対に〜(警告)