ドイツ語の非現実の条件の意味と使い方
形:Wenn ich Zeit hätte, …
意味:もし〜なら…なのに(事実と違う仮定)
事実と違うことを「もし〜なら」と仮定する時は、wenn の文と主文の両方に接続法 II を使います。
意味:もし〜なら…なのに(事実と違う仮定)
事実と違うことを「もし〜なら」と仮定する時は、wenn の文と主文の両方に接続法 II を使います。
形の作り方
| 条件 | 形 | 例 |
|---|---|---|
| 今のことの仮定 | wenn … hätte / wäre など | Wenn ich Zeit hätte, käme ich mit. |
| 主文 | würde + 不定詞 / könnte など | …, würde ich dich besuchen. |
| 過去のことの仮定 | wenn … hätte / wäre + 過去分詞 | Wenn ich das gewusst hätte, … |
| wenn を省く | 定動詞を文頭に | Hätte ich Zeit, käme ich mit. |
例文
- Wenn ich besser kochen könnte, würde ich öfter Gäste einladen.もっと料理が上手なら、もっとお客さんを招くのに。
- Wir würden öfter ins Theater gehen, wenn die Karten nicht so teuer wären.チケットがそんなに高くなければ、もっと劇場に行くのに。
- Wenn Paul hier wäre, wüsste er bestimmt eine Lösung.パウルがここにいたら、きっと解決策が分かるのに。
使い方のポイント
- 実際にありうる条件は直説法で言います(Wenn ich Zeit habe, komme ich.)。接続法 II は事実と違う時です。
- wenn を省くと定動詞が文頭に来ます(Hätte ich Zeit, …)。
- 過去の事実と違う仮定は hätte / wäre + 過去分詞で表します。
練習問題
問1(独検 2級の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
Leider kann unser Hund nicht sprechen. Wenn er es ( ), würde er uns bestimmt viel erzählen.
- kann
- könnte
- konnte
- können
答えと解説
正解:2. könnte
犬は話せないので事実と違う仮定です。können の接続法 II はウムラウトの付いた「könnte」で、kann や konnte では仮定になりません。
問2(ゲーテ B1の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
Wenn ich du ( ), würde ich mit dem Fahrrad zur Uni fahren.
- bin
- war
- hätte
- wäre
答えと解説
正解:4. wäre
「私があなたなら」という事実と違う仮定なので、sein の接続法 II「wäre」が入ります。bin・war は直説法で、hätte は haben の形です。
この文法が出る級(目安)
※ 独検の級は、独検の公式の過去問題サンプルと、独検向けの市販の対策本・文法書が各級で扱う項目をもとに当サイトで決めたものです。資料が少ない項目は、CEFR のレベルから独検の公式の目安(各級と CEFR のおよその対応)で当てはめています。主催団体が定める出題範囲の一覧ではありません。
※ ゲーテ・ドイツ語検定試験のレベルは、A1・A2 はゲーテ・インスティトゥートの試験の手引きにある文法の一覧、B1 以上は CEFR のレベルごとの市販の文法書・教科書が扱う項目をもとに当サイトで当てはめたものです。C2 だけに出る文法は資料がほとんど無いため、C2 向けの文法は C1 の一覧に含めています。主催団体が定める出題範囲の一覧ではありません。
あわせて覚えたい文法
- 接続法 II(まとめ) 〜なら…のに(仮定・願望・丁寧)
- 「wenn」(条件) もし〜なら(条件)
- wenn を省いた条件文 もし〜なら(wenn を省いた形)