ドイツ語の接続法 II の過去の意味と使い方
形:hätte … gemacht / wäre … gewesen
意味:〜していたら…だったのに(過去の仮定)
過去の事実と違う仮定や、かなわなかった願いは hätte / wäre + 過去分詞で表します。haben と sein の使い分けは完了形と同じです。
意味:〜していたら…だったのに(過去の仮定)
過去の事実と違う仮定や、かなわなかった願いは hätte / wäre + 過去分詞で表します。haben と sein の使い分けは完了形と同じです。
形の作り方
| 条件 | 形 | 例 |
|---|---|---|
| haben 完了の動詞 | hätte + 過去分詞 | Ich hätte dich angerufen. |
| sein 完了の動詞 | wäre + 過去分詞 | Wir wären gern gekommen. |
| 話法の助動詞 | hätte + 不定詞 + 助動詞 | Du hättest fragen können. |
例文
- Wenn ich früher aufgestanden wäre, hätte ich den Bus noch bekommen.もっと早く起きていたら、バスに間に合ったのに。
- Das hättest du mir doch sagen können!それなら言ってくれればよかったのに!
- Ohne dein Navi hätten wir das Hotel nie gefunden.君のナビがなかったら、ホテルは絶対に見つからなかっただろう。
使い方のポイント
- 完了で sein を使う動詞は wäre、haben を使う動詞は hätte です(wäre gegangen / hätte gegessen)。
- 話法の助動詞は hätte + 不定詞 + 助動詞の不定詞にします(hätte kommen sollen)。
- Du hättest … sollen / können は「〜すべきだったのに」と相手を責める言い方にもなります。
練習問題
問1(独検 2級の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
Schade, dass du nichts gesagt hast. Wenn du mich um Hilfe gebeten ( ), hätte ich dir gern geholfen.
- wärst
- hattest
- hast
- hättest
答えと解説
正解:4. hättest
過去の事実と違う仮定で、bitten の完了は haben なので接続法 II の「hättest」が入ります。hattest は直説法の過去形です。
問2(ゲーテ B2の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
Der Zug hatte leider Verspätung. Sonst ( ) ich pünktlich im Büro angekommen.
- hätte
- wäre
- war
- würde
答えと解説
正解:2. wäre
「遅れなければ着いていたのに」という過去の仮定で、ankommen の完了は sein なので「wäre」が入ります。hätte は haben で完了を作る動詞の形です。
この文法が出る級(目安)
※ 独検の級は、独検の公式の過去問題サンプルと、独検向けの市販の対策本・文法書が各級で扱う項目をもとに当サイトで決めたものです。資料が少ない項目は、CEFR のレベルから独検の公式の目安(各級と CEFR のおよその対応)で当てはめています。主催団体が定める出題範囲の一覧ではありません。
※ ゲーテ・ドイツ語検定試験のレベルは、A1・A2 はゲーテ・インスティトゥートの試験の手引きにある文法の一覧、B1 以上は CEFR のレベルごとの市販の文法書・教科書が扱う項目をもとに当サイトで当てはめたものです。C2 だけに出る文法は資料がほとんど無いため、C2 向けの文法は C1 の一覧に含めています。主催団体が定める出題範囲の一覧ではありません。
あわせて覚えたい文法
- 非現実の条件 もし〜なら…なのに(事実と違う仮定)
- wäre と hätte 〜だろうに・〜があればいいのに
- 完了の zu 不定詞 〜したこと(主文より前のこと)