ドイツ語の「zu + 不定詞」と「dass」の違い
どちらも「〜すること」を表しますが、zu 不定詞は主語を言わずに使い、dass の文は主語と定動詞を持ちます。主文と同じ人が主語なら、zu 不定詞が自然です。
使い分けの表
| zu + 不定詞 | dass | |
|---|---|---|
| 意味 | 〜すること(zu + 不定詞) | 〜ということ、〜と(内容を示す) |
| 主語 | 言わない(主文と同じ人など) | 必ず言う |
| 形 | zu + 不定詞(文末) | dass + 主語 … 定動詞 |
| 主語が違う時 | ふつう使えない | 使う |
例文で比べる
○ = 自然 △ = 通じるが、その場面・文体には合わない × = 不自然・誤り
○
Ich hoffe, dich bald wiederzusehen.
またすぐに君に会えることを願っています。
○
Ich hoffe, dass ich dich bald wiedersehe.
またすぐに君に会えることを願っています。
どちらも言えます。主語が同じ(ich)なので、zu 不定詞のほうが簡潔です。
×
Meine Eltern möchten, Medizin zu studieren.
両親は、私が医学を学ぶことを望んでいます。
○
Meine Eltern möchten, dass ich Medizin studiere.
両親は、私が医学を学ぶことを望んでいます。
医者になるのは母ではなく私なので、主語を言える dass の文にします。möchten は zu 不定詞もとりません。
覚え方・注意点
- 主語が主文と違う時は dass の文を使います(Ich möchte, dass du kommst.)。
- versuchen・vergessen・Lust haben などの後は、zu 不定詞がよく使われます。
確認問題
( )に入れるのに、より自然なのはどちらでしょう。
問1
Ich bin bald mit dem Studium fertig. Meine Eltern hoffen, ( ).
- eine gute Stelle zu finden
- dass ich eine gute Stelle finde
答えと解説
正解:2. dass ich eine gute Stelle finde
仕事を見つけるのは両親ではなく私なので、主語を言える dass の文です。
問2
Am Wochenende habe ich vor, ( ).
- dass ich meine Großeltern besuche
- meine Großeltern zu besuchen
答えと解説
正解:2. meine Großeltern zu besuchen
vorhaben(〜するつもりだ)の後は、ふつう zu 不定詞を使います。主語も同じ ich です。
問3
Hast du schon gehört, ( )?
- ein Baby bekommen zu haben
- dass Lena ein Baby bekommen hat
答えと解説
正解:2. dass Lena ein Baby bekommen hat
聞いた知らせの内容で、主語(Lena)が要るので dass の文です。
それぞれの文法の詳しい説明
- zu 不定詞の意味と使い方 〜すること(zu + 不定詞)
- 「dass」の意味と使い方 〜ということ、〜と(内容を示す)