ドイツ語の「vielmehr」の意味と使い方
意味:むしろ、それどころか
vielmehr は否定の後で「むしろ(本当は)〜だ」と、正しい内容を示す副詞です。sondern と一緒に使うこともあります。
vielmehr は否定の後で「むしろ(本当は)〜だ」と、正しい内容を示す副詞です。sondern と一緒に使うこともあります。
形の作り方
| 条件 | 形 | 例 |
|---|---|---|
| 否定の後 | nicht …, vielmehr + 定動詞 … | Er ist nicht faul, vielmehr ist er müde. |
| sondern と | …, sondern vielmehr … | kein Ende, sondern vielmehr ein Anfang |
| 2語の viel mehr | 「ずっと多く」で別の意味 | Er hat viel mehr Zeit als ich. |
例文
- Das ist kein Problem, vielmehr ist es eine Chance.それは問題ではありません。むしろチャンスです。
- Er hat nicht aus Faulheit abgesagt, sondern vielmehr aus Zeitmangel.彼が断ったのは怠けたからではなく、むしろ時間がなかったからです。
- Geht es hier wirklich um Geld oder vielmehr um Respekt?ここで問題なのは本当にお金なの?それともむしろ敬意なの?
使い方のポイント
- vielmehr は副詞なので、文頭に置くと後ろに定動詞が来ます(Vielmehr ist es …)。
- 2語の viel mehr は「ずっと多く」で、別の意味です(viel mehr Geld)。
- 前の内容を否定して正しい内容を出す点で、sondern と働きが近いです。
練習問題
問1(独検 1級の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
Die neue Software hat die Arbeit nicht erleichtert, ( ) hat sie neue Probleme verursacht.
- sondern
- vielmehr
- denn
- aber
答えと解説
正解:2. vielmehr
否定の後で「むしろ」と正しい内容を示し、後ろが定動詞 hat で始まるので副詞の「vielmehr」が入ります。sondern の後ろは主語が先です。
問2(ゲーテ C1の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
Viel Geld macht nicht automatisch glücklich, es kommt ( ) auf die Menschen um uns herum an.
- andernfalls
- zwar
- sonst
- vielmehr
答えと解説
正解:4. vielmehr
前の文を否定して「むしろ周りの人が大事だ」と正しい内容を示すので「vielmehr」が入ります。zwar は後ろに aber が必要です。
この文法が出る級(目安)
※ 独検の級は、独検の公式の過去問題サンプルと、独検向けの市販の対策本・文法書が各級で扱う項目をもとに当サイトで決めたものです。資料が少ない項目は、CEFR のレベルから独検の公式の目安(各級と CEFR のおよその対応)で当てはめています。主催団体が定める出題範囲の一覧ではありません。
※ ゲーテ・ドイツ語検定試験のレベルは、A1・A2 はゲーテ・インスティトゥートの試験の手引きにある文法の一覧、B1 以上は CEFR のレベルごとの市販の文法書・教科書が扱う項目をもとに当サイトで当てはめたものです。C2 だけに出る文法は資料がほとんど無いため、C2 向けの文法は C1 の一覧に含めています。主催団体が定める出題範囲の一覧ではありません。
あわせて覚えたい文法
- 「sondern」 〜ではなく(…だ)
- 「allerdings」 ただし、とはいえ
- 「dagegen・hingegen」 それに対して、一方