ドイツ語の接続法 I(間接話法)の意味と使い方
形:er sagt, er sei …
意味:〜だそうだ(人の言葉を伝える)
他人の言葉を、自分の判断を混ぜずに伝える形です。ニュースや報告で使い、3人称単数は er sei・er habe・er komme などです。
意味:〜だそうだ(人の言葉を伝える)
他人の言葉を、自分の判断を混ぜずに伝える形です。ニュースや報告で使い、3人称単数は er sei・er habe・er komme などです。
形の作り方
| 条件 | 形 | 例 |
|---|---|---|
| sein | er sei / sie seien | Er sagt, er sei müde. |
| haben | er habe | Sie sagt, sie habe keine Zeit. |
| 一般の動詞 | 語幹 + e(er komme) | Er sagt, er komme später. |
| 直説法と同じ形 | 接続法 II で代用(sie hätten) | Sie sagen, sie hätten Hunger. |
例文
- Lukas sagt, er habe heute leider keine Zeit.ルーカスは、今日は残念ながら時間がないと言っています。
- Der Direktor sagte, die neue Turnhalle werde im Mai eröffnet.校長は、新しい体育館は 5 月に開かれると述べました。
- Meine Nachbarin meint, sie kenne dich schon lange.隣の人は、君のことを前から知っていると言っています。
使い方のポイント
- 接続法 I は主に書き言葉の形です。話し言葉では直説法や接続法 II で伝えることが多いです。
- 形が直説法と同じになる時は、接続法 II を使います(sie haben: sie hätten)。
- dass を使わない時は、後ろの文は普通の語順です(Er sagt, er sei müde.)。
練習問題
問1(独検 3級の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
Der Kellner sagt, die Küche ( ) heute schon geschlossen.
- sei
- seien
- seist
- seid
答えと解説
正解:1. sei
人の言葉を伝える間接話法で、主語 die Küche は 3 人称単数なので、sein の接続法 I「sei」が入ります。seien は複数、seid は直説法の ihr の形です。
問2(ゲーテ B2の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
Der Trainer sagte, er ( ) die Mannschaft schon informiert.
- habe
- sei
- werde
- könne
答えと解説
正解:1. habe
過去のことを伝える間接話法なので、haben の接続法 I「habe」+ 過去分詞になります。informieren は haben と組むので、sei は合いません。
似ている文法との違い
この文法が出る級(目安)
※ 独検の級は、独検の公式の過去問題サンプルと、独検向けの市販の対策本・文法書が各級で扱う項目をもとに当サイトで決めたものです。資料が少ない項目は、CEFR のレベルから独検の公式の目安(各級と CEFR のおよその対応)で当てはめています。主催団体が定める出題範囲の一覧ではありません。
※ ゲーテ・ドイツ語検定試験のレベルは、A1・A2 はゲーテ・インスティトゥートの試験の手引きにある文法の一覧、B1 以上は CEFR のレベルごとの市販の文法書・教科書が扱う項目をもとに当サイトで当てはめたものです。C2 だけに出る文法は資料がほとんど無いため、C2 向けの文法は C1 の一覧に含めています。主催団体が定める出題範囲の一覧ではありません。
あわせて覚えたい文法
- 間接話法の過去 〜したそうだ(伝える内容が過去)
- 接続法 II(まとめ) 〜なら…のに(仮定・願望・丁寧)
- 伝聞の sollen 〜だそうだ、〜といわれている(伝聞)